アメリカの大学生の人気就職先ランキング（2016年）

更新日: 2016年9月24日12:23 am カテゴリー： アメリカ | 労働

　学生の採用・就職に関する国際コンサルティング会社ユニバーサム（Universum）は6月、アメリカの大学生人気就職先ランキングの2016年版を発表した。ここでは、ビジネス、人文科学・教養・教育、エンジニアリング（工学）、自然科学の４分野を専攻する学生のランキングを取りあげた。

　調査は全米359の大学の大学院生と学部生を対象に、「最も魅力的な就職先」を質問したもの。昨年10月から今年2月にかけ実施し、7万2223人が回答した。

　経済学・経営学などのビジネス分野を専攻する学生の場合、グーグル（Google、1位）やウォルト・ディズニー（Walt Disney Company、2位）などの民間企業が上位を占めている。一方、人文科学・教養・教育分野では、政府機関や非営利団体の人気が比較的高い。

　3位の平和部隊（Peace Corps）はアメリカ政府が運営する海外ボランティア組織で、発展途上国への支援活動を行っている。8位のティーチ・フォー・アメリカ（Teach for America）は、国内の教育格差是正のために設立されたNPO団体。大学卒業生を2年間、国内各地の教育困難地域の学校に教師として派遣するプログラムを運営している。

　エンジニアリング分野の首位はアメリカ航空宇宙局（NASA）だった。以下、テスラ（スペースX、4位）やスペースX（SpaceX、5位）など、近年話題のベンチャー企業もランクインしている。

　自然科学分野では、アメリカ国立衛生研究所（NIH、2位）やアメリカ疾病予防管理センター（CDC、3位）など、医学・公衆衛生に関する政府系研究所が上位に入っている。

アメリカの大学生の人気就職先ランキング（2016年）【文系】

【理系】

　出典：Universum（ユニバーサム）
　※ 11位以下のランキングはUniversumホームページへ。