訪韓日本人数と訪日韓国人数の推移(1990〜2015年)
更新日: 2016年10月3日8:48 pm カテゴリー: 日本 | 観光・レジャー | 韓国
単位:人
出典:日本政府観光局(JNTO)
韓国観光公社(Korea Tourism Organization)
参考:日韓関係と観光をめぐる主な出来事(2000年以降)
2000年 | ・韓国政府による第3次日本文化開放(アニメ・ゲーム・報道番組など) |
2001年 | ・仁川国際空港開港 |
2002年 | ・「日韓国民交流年」(両国で交流行事を実施) ・サッカー・ワールドカップ日韓共同開催 |
2003年 | ・盧武鉉政権発足 ・「日韓首脳共同声明:平和と繁栄の北東アジア時代に向けた日韓協力基盤の構築」を発表 ・羽田-金浦間航空便の運行開始(1日4便) |
2004年 | ・韓国政府による第4次日本文化開放(映画の全面解禁、CD販売など) ・NHKが韓国ドラマ「冬のソナタ」放送開始。「冬ソナ・ヨン様ブーム」が起こる |
2005年 | ・「日韓友情年2005」(日韓国交正常化40周年を記念し、両国で各種交流行事を実施) ・島根県議会が「竹島の日」を制定 |
2006年 | ・韓国人への短期ビザ(観光ビザ)免除措置を実施 ・小泉純一郎首相が初めて終戦の日(8月15日)に靖国神社参拝 |
2007年 | ・「日韓共同プレス」を発表 (日韓間の交流や経済協力を強化し、「日韓新時代」を切り拓くことで両政府が一致) ・円安ウォン高が進み、訪日韓国人が増加 |
2008年 | ・李明博政権発足 |
2009年 | ・円高ウォン安が進み、訪韓日本人が増加 ・2009年から日韓両国で「日韓交流おまつり」開催 |
2010年 | ・「日韓併合100年」で菅直人首相が談話を発表 ・第2次韓流ブーム(2010年頃~2011年頃) |
2011年 | ・東日本大震災・福島第一原子力発電所事故発生 ・韓国市民団体がソウルの日本大使館前に「慰安婦少女像」を設置 |
2012年 | ・李明博大統領が竹島に上陸 ・第2次安倍内閣が発足 |
2013年 | ・朴槿恵政権発足 ・日本各地で嫌韓デモ(ヘイトスピーチ)が起きる ・安倍晋三首相が就任後初の靖国神社参拝 |
2014年 | ・日米韓首脳会談開催(5年4カ月ぶり) |
2015年 | ・韓国でMERS(中東呼吸器症候群)の感染が拡大 ・安倍首相が「戦後70年談話」を発表 ・両政府が「慰安婦問題日韓合意」を発表 |
2016年 | ・日韓合意に基づき慰安婦財団設置。日本側が10億円拠出 |
日本政府観光局(JNTO)と韓国観光公社(Korea Tourism Organization)の年次統計情報をもとに、1990年から現在までの訪韓日本人数と訪日韓国人数の推移をグラフ化した。
訪韓日本人数と訪日韓国人数は、概ね右肩上がりで推移している。1998年には韓国の通貨危機で訪日韓国人数が、2003年にはSARSの影響で訪韓日本人数が一時的に落ちこんだものの、2002年の日韓W杯、2004年からの日本の「冬ソナブーム」を経て、日韓の往来が活発化した。
2009年は円高ウォン安が、2011年には東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故が原因で訪日韓国人数が減少した。その反面、2008年から2012年までは円高ウォン安と「第2次韓流ブーム」により訪韓日本人数が増加し、2012年には350万人を超え、過去最多となった。
しかし、2012年の李明博大統領の竹島上陸を契機に日韓関係が「過去最悪」と言われるほど悪化した。これにより訪韓日本人数が2015年には約184万人にまで落ち込み、2012年からほぼ半減した。一方で訪日韓国人数は、日韓関係悪化の影響をほとんど受けず、円安ウォン高を背景に増え続け、2015年には400万人を超え、過去最多を記録している。