【最新】台湾:蔡英文総統の支持率の推移

更新日: 2016年10月6日12:43 pm カテゴリー台湾 | 政治


出典:台灣指標民調(TISR)
(注)「支持」「不支持」の値は、政権運営に対して「満足」「不満足」と答えた人の割合。
更新日:2016年10月6日

 

蔡英文政権をめぐる主な出来事

2016年 5月20日 中華民国総統に就任。蔡英文政権が発足
7月12日 国際仲裁裁判所が南シナ海をめぐる判決を公表。台湾が実効支配する太平島も「島」ではなく「岩」だとする判断が下される
8月1日 「先住民族の日」に台湾元首として初めて先住民に対して謝罪した
8月16日 「対外経済戦略会談」を開き、中国大陸依存からの脱却目指す「新南向政策綱領」を採択した

 

 

 2016年5月に中華民国(台湾)第14代総統に就任した蔡英文(ツァイ・インウェン)氏の支持率の推移を、世論調査会社「台湾指標民調(TISR)」が公表する調査結果をもとにグラフ化した。支持率は毎月、上旬と下旬の2回公表される。

 2016年1月16日、台湾総統選挙で、中国国民党の朱立倫主席ら2候補を破り勝利した蔡氏。世論の期待は大きく、得票数2位の朱氏に300万票以上の大差をつけての当選だった。

 しかし、就任後の政権支持率の推移をみると低下傾向にあり、不支持率も高まっている。背景には政権発足時の人事をめぐる混乱、両岸(中台)関係悪化、経済の低迷などがあるとみられている。

 蔡氏は8月20日の記者会見で、就任100日を迎えるのを前に、「改革には時間が必要」とした上で、「100日で執政の成敗を判断してほしくない」と強調している。